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家族旅行回数、仏韓の約半分=観光白書(時事通信)

 政府は11日の閣議で、2010年版観光白書を決定した。白書は、中高生の家族旅行の回数がフランス、韓国の約半分の水準という実態を紹介。子どもの時の旅行経験が、親になってからの旅行回数増加につながるとして、休暇を取得しやすい制度導入など、旅行しやすい環境整備を重要な課題に挙げた。
 白書は、観光大国フランスと隣国の韓国、日本の3カ国の各1000人を対象に実施した旅行状況アンケートを紹介。09年の年間の宿泊旅行回数(国内外合計)は、韓国2.72回、フランス2.51回に対して、日本は1.78回にとどまった。家族旅行では、フランス2.07回、韓国1.89回に対して日本は1.10回。子どもの年代別だと、日本は、中学生のいる家庭が1.04回、高校生が0.74回と、いずれも韓、仏両国に比べ、約半分の水準だった。 

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民主代表選 人事巡り駆け引き 顔ぶれ一新困難に(毎日新聞)

 民主党代表選の投開票が翌日に迫った3日、菅直人副総理兼財務相の代表就任が確実な情勢となる中、小沢一郎前幹事長の処遇を巡る「小沢系」と「非小沢系」の神経戦が激しさを増した。小沢系の一部が樽床(たるとこ)伸二衆院議員を擁立する一方、前執行部の主導で4日中に首相指名選挙と組閣を行う日程が確定。非小沢系からは、大幅な政府・党人事に踏み切る余裕を「菅首相」に与えず、小沢氏の影響力を維持する思惑を警戒する声があがった。

 小沢氏に近いグループは3日、樽床氏のほかにも独自候補擁立を模索する動きをみせた。若手衆院議員でつくる一新会が自主投票を決めた同日夜、松木謙公事務局次長は記者団に「原口一博総務相には待望論もある。田中真紀子元外相のように閣僚を何回も経験されている方もいる」と未練を口にした。

 鳩山由紀夫首相を支持するグループの海江田万里衆院議員の名前も挙がった。同日午後5時に始まる予定だった一新会の会合が1時間遅れ、メンバーの一人は「海江田氏に断られ、原口氏に打診していたらしい」と記者団に漏らした。仮に海江田氏が出馬すれば、鳩山グループが難しい判断を迫られるとともに、菅氏を支持する非小沢系には大きな打撃になりかねない。

 菅氏本人は3日の記者会見で、小沢氏に「しばらくは静かに」と自重を求めたものの、非小沢系に軸足を置くことを明確にしたわけではない。夏の参院選へ向け、党内最大勢力の小沢グループからも支持を得て「挙党態勢」を構築するのが理想的な形。小沢系が独自候補の擁立をちらつかせることは、小沢氏主導の党運営が続けられるよう菅氏に迫る「揺さぶり」にも映る。

 ただ、今回、党代表に選出されても任期は鳩山首相の残した9月末までで、参院選後には改めて代表選に臨まなければならず、参院選の敗北は許されない立場だ。党勢の回復を図るには清新な人事が最も有効。「仕分け人」として活躍した蓮舫参院議員の入閣などが取りざたされるが、党人事で「小沢院政」の印象が強まれば、新内閣発足の効果が薄まりかねない。

 「小沢幹事長については、昨日も今日もごあいさつにうかがいたいと申し上げているが、まだご連絡をいただけていない」。菅氏は3日の会見で、小沢氏と会えない状況が続いていることを明かした。小沢系からは「小沢さんは『もう鳩・菅の時代じゃない』と言った」との話も漏れ、党内の疑心暗鬼に拍車をかけている。【須藤孝、田中成之】

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口蹄疫 牛肉高騰の兆しに百貨店ピリピリ (産経新聞)

 宮崎県で家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)が拡大している影響で、高級牛肉の店頭価格が上がる恐れが出ている。ブランド肉に肥育される子牛の競りが九州一帯で中止・延期になるケースが続出。ほかの地域の競りで子牛の価格が高騰しているためだ。百貨店や焼き肉店などは「品不足が起きないか」と神経をとがらせている。(菅原慎太郎)

 「最近、県外から来たらしい子牛の買い手がいる」

 全農岩手県本部畜産酪農部の猪原崇(いはら・しゅう)次長はこう話す。

 全国でも大規模な子牛の供給地、岩手県雫石町の県中央家畜市場で行われた子牛の競りでは、子牛1頭に先月比で4万円以上高い値が付き、40万円を超えた。猪原次長は「新しく来た人たちが高値を付けるのにつられるように、市場全体が子牛に高値を付ける傾向が出ている」とみる。

 子牛価格が急騰しているのは、口蹄疫拡大に伴い、九州全域に黒毛和牛の子牛の競り中止が広がっているためだ。農畜産業振興機構によると、5月17~23日に中止や延期になった市場の競り・取引はほとんどすべての計24に上っている。

 取引される子牛は感染していないが、「感染の一因となる牛の移動自体を控えよう」と考える関係者が多いという。

 市場で取引される子牛の多くは、いったん肥育農家に買われ、将来、高級和牛として出荷される。九州の出荷が鈍ったため、ほかの地域で取引価格が高騰。同機構によると、5月17~23日の全国の黒毛和牛の取引平均価格は1頭当たり41万3千円で、前年5月平均に比べ16%上昇したという。

 子牛は出荷されるまで通常1年半以上かかり、すぐに肉の価格高騰はないはずだが、流通業界では早くも警戒の声が上がっている。

 「仕入れ価格はやや上がり気味。口蹄疫で、『牛肉の価格が上がりそう』という雰囲気があるのかもしれない」と、高級和牛を販売するある百貨店の担当者は話す。高島屋や三越、大丸といった大手百貨店では、現時点で店頭での値上げはないが、ある担当者は「供給不足が起きないか警戒している」と話す。

 関東地方に200近く出店する焼き肉チェーンの担当者は「今後、価格が上がったときの対策は考えている」と身構える。農水省の担当者は「早く口蹄疫の混乱を収束させ、市場を正常に戻していかなければ」と話した。

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パロマ有罪「公正な判決に感謝」と涙の母(読売新聞)

 「あなたの死は無駄ではなかった」――。パロマ工業製の湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で、同社元社長・小林敏宏被告(72)ら2人を有罪とした11日の東京地裁判決は、事故が起きる危険性を認識しながら対策を取らなかったとして、メーカートップらの過失責任を明確に認めた。

 事故で若い命を落とした息子の無念を晴らそうと公判の傍聴を重ねてきた母は判決後、「公正な判決に感謝したい」と涙を浮かべた。

 小林被告と、元品質管理部長・鎌塚渉被告(60)は午後1時半、同地裁の104号法廷に、ともに紺色のスーツ姿で入廷。無罪を主張してきただけに、半田靖史裁判長が有罪を宣告した瞬間、小林被告はぼう然としたような表情を浮かべた。

 「被告は使用者の安全を優先すべきだった」「遺族の悲しみは深く大きい」。判決理由が読み上げられる間、小林被告はハンカチで額の汗をぬぐったり、何度もまばたきしたりするなど落ち着かない様子だった。

 判決後、事故で亡くなった上嶋(じょうしま)浩幸さん(当時18歳)の母、幸子さん(56)らが東京・霞が関で記者会見。幸子さんは「あなたの死は無駄ではなかったと言いたい。母の日は過ぎたけど、(判決は)ヒロくんからの贈り物だと思う」と話した。幸子さんの前には、事故の約7か月前、大学に合格した直後の浩幸さんの写真が置かれていた。

 幸子さんは2008年12月の初公判からこの日まで計35回の公判を、体調不良で欠席した1回を除き、すべて傍聴してきた。法廷で書き取ったメモはA5判のノート6冊にもなる。

 昨年10月の公判で、小林被告が小さな声で「不正改造はガス会社がチェックすると思っていた」と証言するのを聞き、幸子さんは「メーカーのトップが、自分の製品の責任をほかになすりつけるのはおかしい」と怒りがこみ上げたという。

 幸子さんは会見で、「パロマの湯沸かし器がなかったらヒロくんは死なずに済んだと思うと悔しい」「被告には命の尊さを真剣に考えてほしい。18歳の浩幸を返してと言いたい」と訴えた。

 幸子さんら遺族がパロマ工業などを相手取った損害賠償訴訟で、遺族側の代理人を務める中村雅人弁護士は、「判決には、社会がより安全な方向に向かうようにというメッセージが込められている」と評価した。

 一方、判決を受け、パロマ工業は「引き続き製品の点検・回収作業に万全を尽くし、こうした事故が二度と起こらないよう、消費者の安全確保に全力を尽くすことがメーカーとしての社会的役割だと痛感している」とのコメントを発表した。

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刃物で襲われ女性負傷=顔見知りか、男逃走-大阪府警(時事通信)

 9日午後11時20分ごろ、大阪市浪速区浪速西の市営住宅に住む女性(50)が、頭から血を流しながら「カッターナイフで傷つけられた」と近くの交番に届け出た。女性は顔や後頭部を切られていたが、命には別条ない。府警浪速署は、女性が男に切られたと話したことなどから、殺人未遂事件として調べている。
 同署によると、女性は仕事から自転車で帰宅し、市営住宅の駐輪場に自転車を止めたところ、突然背後から男に「殺すぞ」と言われ、振り向きざまに顔の鼻や口の辺りに切り付けられた。逃げようとしたが、さらに後ろから後頭部を切られた。
 女性は、顔見知りの男に似ていたという趣旨の話をしているという。男は60歳ぐらいで身長約160センチ。女性に切り付けた後、自転車で逃走した。 

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